2010年02月16日

キューピットの歌

伊澤蘭子.jpg

1938年(昭和13年)1月公演 コメディ「天国太平記」より

「キューピッドの歌」
(河合信雄作詞・仁木他喜雄編曲)

唄:伊澤蘭子 合唱:松竹少女歌劇団声楽専科生
伴奏:コロムビア・オーケストラ

  いつの世でも 恋する人になくてならない僕
  二人をまとめるにゃ この腕O.K.

(繰り返し)
  時についこの頃 とても註文がない
  どうも皆さん方 この僕に無断で
  二人仲よくランデヴー
  これぢゃ僕、キューピット
  失業して暇ばかり増えちゃふよ


(科白)
  「恋に悩んでゐるひとはありませんか」


  だけど近頃では とても役に立たない
  それもその筈だよ
  僕なんかなくても 二人仲よくアイン・パール
  これぢゃ僕、キューピット
  失業して暇ばかり増えちゃふよ


(写真:伊澤蘭子)

  



posted by ちどり at 20:39| Comment(0) | 戦前東京松竹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

別れのうた

祖国 オリエ.jpg
1937年(昭和12年)松竹少女歌劇(SSK)9月公演「グランドレビュー 祖国」より
「別れのうた」
(塚本俊夫作詞・仁木他喜雄編曲)

 唄:オリエ津阪 合唱:松竹少女歌劇団声楽専科生
伴奏:コロムビア・オーケストラ

甘き香り漂ふ 花の木の間に
君と語りし思ひ出を 過ぎし夢とあきらめ
涙秘めて ほほえむせつなさ
心の泉は 清く深ければ
尽きぬ名残湧き出でて・・・

月の淡き光りに 愛とまことを
君と語りし故郷の 山は遠くかすみて
別れのうたに うるむ瞳よ
いつの日か再び 花の咲く丘に
君と語らん 時を待ち・・・


(写真:オリエ津阪)
posted by ちどり at 00:19| Comment(2) | 戦前東京松竹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月15日

祖国の旗の下に

祖国ターキー.jpg
1937年(昭和12年)松竹少女歌劇(SSK)9月公演「グランドレビュー 祖国」より
「祖国の旗の下に」
(名古屋宏作詞 浅井拳曄作曲 奥山貞吉編曲)
 唄:水の江瀧子 合唱:松竹少女歌劇団声楽専科生
伴奏:コロムビア・オーケストラ

(コーラス)進め! 栄ある祖国の旗のひらめけば
      敵軍 たまと散りて われらの行手に暗雲(くも)はなし
      仰げ祖国の旗 いざやもろともに
      あげよ勝鬨を 祖国の栄ある旗の下

(ソロ)  祖国の旗の下に 雄々しく立ちて進め
      正義の剱をとりて 不正を正すは今ぞ
      いざ立て若人 祖国の輝ける名誉を
      かみかけて 守る時は来たれり

(写真:水の江瀧子)

うーん・・・何でCD化されていないか、わかるような気がします。あまりにも当時の時世に即した、軍国主義バリバリの歌詞です。

ちなみにこの年(1937年:昭和12年)の7月7日に盧溝橋事件。日中全面戦争に突入しています。
posted by ちどり at 23:54| Comment(2) | 戦前東京松竹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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