2011年06月09日

1929年(昭和4年)「春の唄」

春の唄(1929年:昭和4年 第4回「春のおどり」主題歌)

1929年「春の歌」.jpg1929年「春の歌」数字符.jpg


春の唄(昭和4年版).mid

湯浅久雄/作歌、塩尻精八/作曲、松尾金五郎/編曲



一、春が来た来た どれどれどこに
  そこの道ばた 花におう
  口笛吹こうよ 春呼ぼう
  口紅かおる 都の真昼
  プランタン!プランタン! 
  プランタン!プランタン! 
  花ひらく

二、浮気なメロディに ついきてみれば
  恋せよ乙女の サキソホン
  リキュール酒の 酔いごこち
  カフェの灯がつく 都の夕べ
  プランタン!プランタン! 
  プランタン!プランタン! 
  夕ひらく

三、うつらうつらと 人恋まさる
  タクシーの行列 ダイヤの灯
  空には夢見る おぼろ月
  花ふる雨ふる 都の夜更け
  プランタン!プランタン! 
  プランタン!プランタン! 
  夜とざす
           ☆(原型は旧仮名づかい)

この歌のことについては本館の2008年9月8日の記事をご参照ください。

posted by ちどり at 23:05| Comment(0) | 戦前東京松竹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月02日

「桜咲く国」三種そろい踏み

桜咲く国 1991年版.mid

1991年「SANZO」のプログラムに記載されていた「桜咲く国」の楽譜をMUSEに起こしてみました。

初めてやってみたけどMIDIファイルがアップできた!ちょっと感激。

では、1934年(昭和9年)のOSK(OSSK)の公演プログラムに載っていたものと、1979年(昭和54年)のSKD「 レビューと共に半世紀 松竹歌劇団50年のあゆみ」に掲載されていたものもアップしておきます。聞き比べてみてください。

昭和9年桜咲く国.mid

桜咲く国SKD版(1979年50年誌掲載).mid
posted by ちどり at 00:19| Comment(0) | 近鉄時代のOSK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月28日

松竹歌劇団(SKD)デュエットグループ グルービー 一年あまり (1976年 EP盤B面)

EPジャケ裏グルービー.jpg

松竹歌劇団(SKD)デュエットグループ グルービー 一年あまり 
(1976年 EP盤B面)

(橋本淳作詩 鈴木邦彦作曲 あかのたちお編曲)



あなたの言葉が 心にささる
いまさらすべてを 水に流そうなんて
 ダメ 許されないわ いや 別れてあげない
 女なんて 弱いの弱いの

身体じゃ強がり 涙もみせず
あなたを困らせ
いじわるしたけれども つらい
ヘイヘイ あなたは自由よ

二人でくらした 一年あまり
あなたにもたれて 私は生きてきたの

※ ダメ 背中を見せちゃ いや くやしいけれども
  女なんて弱いの弱いの
  すべてをつくした 別れの朝を
  私は待つのね
  ゆれる涙の中で 幕が
  ヘイヘイ二人におりたわ

<※くりかえし>

いったい何なのでしょうね、この歌詞は。70年代ってここまでアナクロだったんでしょうか。それとも演歌&ムード歌謡の客筋をねらったからあえてこんな風にしちゃったんでしょうか。

「強いように見えて実は可愛く男に頼って生きる女」ってのがこの時代のオヤジの理想の女性像だったんでしょうか。私には、「国際劇場で軸のぶれないダンスを一糸乱れず毅然と踊るSKDの劇団員にこんな歌詞を歌わせるなよ〜」、としか思えませんけど。

それにしてもA面といいB面といい、「もたれ」られるのが好きな作詞家ですねえ・・・。

ジャケットの裏面にこのユニットの紹介文が載っています。

 期待の女性デュエット「グルービー」が4月21日キングレコードからデビューしました。
 「グルービー」は、松竹歌劇団でいま最も期待されているデュエットで2人(立原千穂、西島葉子)は昭和49年の国際劇場”東京踊り”からデュエットを組み「ビューティ2」の愛称で多くのファンをつかんで来ました。国際劇場恒例の東京踊り、夏の踊り、秋の踊りでは「グルービー」の歌のコーナーもつくられておりますし、踊りのほうでも「エイト・ピーチェス」「アトミック・ガールズ」で活躍しています。そんな「グルービー」が今度「涙と想い出」という曲で歌謡界にデビューすることになりました。「涙と想い出」はちょっぴり大人っぽいソウルフルなサウンドで「グルービー」が歌う”グルービー・サウンド”といったところです。息の合った踊りと美しいハーモニー、そして素晴らしいプロポーションをした「グルービー」は歌って踊れる本格派のデュエットとしていま、最も期待出来るでしょう。

「大人っぽい」人は他人にもたれかかりません。
posted by ちどり at 14:02| Comment(0) | SKD(1970年代) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

松竹歌劇団(SKD)デュエットグループ涙と想い出(1976年 EP盤A面)

EPジャケ全体グルービー.jpgEP中ジャケグルービー.jpg

松竹歌劇団(SKD)デュエットグループ涙と想い出
(1976年 EP盤A面)

(橋本淳作詩 鈴木邦彦作曲 あかのたちお編曲)



あなたのさめた横顔
私は見るのがつらい
いつわりのなぐさめならば
知りたくないの
覚悟は出来てるわ

いつもは二人で鍵を
まわしてドアーをあけたわ
長い髪をほどきながら
しあわせも見たわ
忘れたいの 熱い恋のすべては・・・

あなたの肩にもたれて
私は送られてきた
未練の涙のしずくは
見せたくないの
ライトは消しといて

あなたの想い出ばかり
私の白いこの部屋
どうしてフラれたのかしら
なぞめいた あなた
忘れたいの 熱い恋のすべては・・・

SKDが鳴り物入りでレコードデビューさせたデュエットグループ「グルービー」のシングルデビュー盤。当時は公演プログラムに記事として載せるだけではなく、公演の冒頭で歌わせるなど、かなり力を入れていた様子。…にもかかわらず、「ナイト・トレイン」という2枚目でこの音楽界進出は終わっているようです。

そのへんについては本家のここでちょっと触れています。

ジャケット写真の向かって左が西島葉子、右が立原千穂。SKDが誇る(当時)若手シンガーです。
posted by ちどり at 11:16| Comment(0) | SKD(1970年代) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月13日

ビロードの夢(65周年記念カセット:1987年版)

OSK日本歌劇団「秋のおどり」主題歌ビロードの夢(65周年記念カセット:1987年版)

(藤浦洸作詞 服部良一作曲)



ビロードの乙女の胸 コバルト色の夢が
揺れているスイングして 秋の歌アラベスク
光のテープや 落ち葉の千代紙
その中で歌いましょう 秋のメロディ

ベランダでケープを振り 迎える愛のひざし
手を広げ心を開け 抱き寄せて踊りましょう
光のテープや 落ち葉の千代紙
その中で踊りましょう 秋のリズム

OSKの「秋のおどり」のテーマ曲です。作られたのは1949年(昭和24年)、10月に国際劇場で、11月に大阪劇場で行われた東西合同公演(OSKとSKDの合同公演)の時です。この後、この規模の合同公演は行われていません。

SKDではその後この曲が使われた気配はありませんが、OSKではしばらく「秋のおどり」のテーマ曲として、またメロディだけ借用して歌詞を変え、あやめ池の「春のおどり」のテーマ曲として使われたこともあったようです。

ただそれがどれだけ継続していたかは不明で、長くとも数年あったかなかったか。少なくとも「春あやめのテーマ」で使われたのは1回だけではなかったかと推測しているのですが・・・。(情報あったら教えてください)

いったん歌われなくなっていた「ビロードの夢」は80年代あたりにふたたびあやめ池の「秋のおどり」のテーマ曲として復活したようです。近鉄時代、フィナーレ曲として最後に歌われたのは1989年あやめ池秋季公演「100万回生きたねこ」でした。

2009年武生公演
「ファシネーション」では20年ぶりに復活しています。

ところでこのアレンジは・・・。これについても
ここ
で語っていますが・・・ちょっと特殊ですね。これは公演には使われていなかったと思います。「秋」というより80年代のハワイのけだるい夕暮れを思い出す、ぽわわんな仕上がりで、「元気!気合い!体育会!」な芸風のOSKとしては、なかなかレアものだと思います。
posted by ちどり at 11:23| Comment(1) | 近鉄時代のOSK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする